MOVE上演予定の脚本が読める企画
ある日、作家の葛山陽平さんから連絡がきました。
「今ぐらいから、noteで台本を細かく分けて公開していくのってどう思います?」
驚きました。
再演ならともかく、新作で、しかも朗読でやる作品を、
上演する前に、その台本を公開するのはどうか、というのです。
以前、舞台の宣伝について話したときに、
演劇って、ネタバレを恐れて情報を出さなすぎる傾向にある、
と意見が一致したことがありました。
その流れです。たぶん。
驚いたけど、作家さんがやってみたいと言ってるんだし、
やってみる価値はあるなと思ってOKと言いました。
ただし、条件がありました。
公開することで「面白そう!観たい!」と期待する方が一人でも増えてほしい。
もちろんそういう意図で事前に公開するのです。
ただ、
俳優が演じる前提で書いてある「台本」そのままでは、
おそらく言いたいことの三分の一も伝わらない。
俳優の特殊技能の一つに、台本の台詞だけで役の性格や背景、景色まで全て想像できる、してしまう、ということがあります。
これ、自分も俳優なもので、気づかなかったんです。
「台詞だけの読み物って、意外とイメージが伝わらない」
実はなかがわ・なかがわで、ミュージシャンとやりとりをしていても時々起こります。
私自身もその作家さんの作品を読み慣れてないとわからない、とかもあります。
伝えたいことが伝わらなくて、「なんかよくわからない」って、足が遠のくのでは元も子もない。
だから、俳優の力を借りずに、文章として楽しめる形になるといいな、と。
そうしたら、ですね。
作家さん仕上げてきましたよ。
これは、ちゃんと読み物として楽しめる「短編小説」です。
1月に出演する俳優陣のハードルは正直、めちゃんこ上がるのですが、
楽しみ、と思ってくださる方が増えるといいな、と思っています。
というわけで、今夜から、「MOVE vol.1」で上演する3作品を、連載という形で少しずつ公開していきます。
乞うご期待!
『ボトルメール』第一話
『記憶の森』第一話
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